再編集の価値と対価

少し前の話になりますが、2chのスレッドから面白い記事を見つけてきて自分のブログに転載するうちに、そのブログは大量のユーザーを集めるほどの人気を獲得したものの、アフィリエイトで儲けているというブログオーナーのちょっとした暴露話から2chユーザー(にちゃんねらー、ですね)の反感を買い、結局ほとんど全ての転載ブログが閉鎖に追い込まれたという出来事がありました。

にちゃんねらーはなぜ怒ったのか、それは転載ブログオーナーのインタビュー記事での居丈高な発言もあったでしょうが、主に自分が書いた(かもしれない)記事を転載するだけで他人が儲けているという、他人の褌で相撲状態にあったのではないかと推測されます。

一方転載ブログのオーナーの意識としては、ディスクジョッキーや評論家のそれに近いものがあったのではないでしょうか(閉鎖に追い込まれた彼らは多くを語りませんでしたが)。コンピレーションCDのセレクターのような感じが近いかもしれません。自分は書かずに選ぶだけですが、それは選ぶ時間のない人たちに良質なものをサジェストしているということになります。

翻って、検索エンジンはどうでしょうか。人々が創作したサイトにロボットを循環させ、キャッシュという仕組みで他人の創作物を取り込んでいます。あまつさえ他人の創作物をかき集めた検索結果に並んで自社のシステムを利用した広告も表示されています。これは他人の褌で相撲をとっていると言えなくはないでしょうか。

またRSSはどうでしょう。他人のサイトのRSSを取り込んで自分のサイトでその本文だけを表示することもできますし、それらの隣にテキスト広告が並んでいたら。

大量の情報をわかりやすく再編集して提供することの価値や対価と、他人の褌で相撲をとることの境目は、一体どこにあるのでしょうか。難しいですね。

comments(0)    trackback(0)     posted by コンテンツ事業部 at 9/12, 2006 20:24

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