携帯サイト向けのSEO対策はあるのであろうか。それはPCと違いはあるのか。
マンガ市場ドットコムを携帯向けに編集し
携帯向けマンガ市場を作った際、このサイトを携帯向けサーチエンジンで上位表示されるようにとった対策をまとめておく。
PCの場合、ディレクトリー型の検索エンジンに登録しておきさえすれば、ロボット型の検索エンジンが自分のサイトをクロールしてる。要するにPCの場合クロールしてくる前提で、ページの技術的な作り方やワードの使い方を考えることがSEO対策の主な部分だった。携帯の場合はどうであろう。サイトを探しても、SEO対策について内容のあるページがなかなか見つからない。「携帯向けの絵文字や半角文字をつかえ」とか「どの携帯でも閲覧できる5k以下のファイルサイズにしろ」とかこれが有効な対策なのかと疑問に思うものが多い。しかし、最近では携帯各社がそれぞれ大手検索エンジンを導入し、携帯での検索時、PCサイトを携帯向けにエミュレートして表示するサービスが導入されているのを考えると、携帯サイトは携帯サイトと認識されるサイトづくりをする必要もありそうだ。
とりあえず携帯向けサイトの製作経験はあったので、携帯向けサイトとして基本的な技術要素を見直し、検索語についてもPCでの経験かを生かし、少ない文字数の中で、重要ワードの再選択と再配置を行った。
色々やっろうとしても時間ばかりかかってしまうので、今回はターゲットをGoogleの携帯向けサイトに絞り、Googleで上位表示の為の対策を探すことにする。そして以下のページに行き着いた。
モバイル サイトマップによる携帯サイトインデックスへの登録
Googleの携帯サイトインデックスにより多くのページを登録する為に、モバイル用のサイトマップを作成してGoogleにクロールさせろということのこようである。Googleのモバイルページ用の検索は上記ページよりオプションで「携帯サイト (BETA)」を選択して行う。
モバイルサイトマップの作成方法
How can I create a Mobile Sitemap?
You can create Mobile Sitemaps using the Sitemap protocol. You can do this manually or you can use our Sitemap Generator. If you plan to use a third-party tool, you should check to see that it can create Mobile Sitemaps.
「サイトマッププロトコルをつかってモバイルサイトマップをつくるべし。手動やSitemap Generatorを使えばできる。サードパーティのツールを使おうとするなら、モバイルサイトマップを作れるかチェックしなさい。」暗にSitemap Generatorを使えといっているようだ。Google様のいう通りここはSitemap Generatorとする。リンクをたどると以下に行き着く。
Sitemap Generatorソースファイル
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=137793&package_id=153422
のページより以下のいずれかをダウンロード
sitemap_gen-1.4.tar.gz
sitemap_gen-1.4.zip
そういえば先日、Google,Yahoo,Microsoftがウェブ上のサイトをインデックス化するSitemapプロトコルを共通化するという記事をみた。探してみると「
Google、Yahoo、Microsoft、"Sitemap"プロトコルの標準化に合意」これである。sitemap_genを解凍してREADMEを読んでみると仕組みとして同様の記述である。なるほど先の記事はSitemap Generatorのことだったんですね。
Sitemap Generatorのインストール
インストールは簡単で、解凍し、example_config.xmlを参考にconfig.xmlに調整、sitemap_gen.pyを実行し、必要なファイルを正しい位置に手動で配置だけである。
1.解凍
解凍場所を決定し解凍。
% cd /usr/local/src
% cp ~/sitemap_gen-1.4.tar.gz .
% tar zxvf sitemap_gen-1.4.tar.gz
% cd sitemap_gen-1.4
% ls
AUTHORS PKG-INFO example_urllist.txt test_sitemap_gen.py
COPYING README setup.py
ChangeLog example_config.xml sitemap_gen.py
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2.設定ファイルの調整
example_config.xmlを参考にconfig.xmlに調整を加える。
ポイントは「base_url」「store_into」「url」「directory path」等の設定で、サイトの環境にあわせ設定する。
尚「store_into」ではsitemap_gen.pyが実行後書き出すsitemapファイルのPATHを指定する。またこのファイルの拡張子は'.xml' か '.xml.gz'を指定しなくてはならない。
% cp example_config.xml config.xml
% vi config.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<site
base_url="http://www.mangaichiba.com/m/"
store_into="/usr/local/apache/htdocs/sitemap.xml.gz"
verbose="1"
>
<url href="http://www.mangaichiba.com/m/" />
<directory path="/usr/local/apache/htdocs/m" url="http://www.mangaichiba.com/m/" />
<accesslog path="/var/log/httpd/access_log" encoding="UTF-8" />
</site>
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3.プログラムの実行
sitemap_gen.pyを実行しsitemap.xml.gzを出力してみる。実行の際は引数にconfig.xmlのPATHを指定する。
% su -
# which python
/usr/bin/python
# cd /usr/local/src/sitemap_gen-1.4
# python sitemap_gen.py --config=mb_config.xml
# ls /usr/local/apache/htdocs/sitemap.xml.gz
sitemap.xml.gz
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4.出力された内容の確認
sitemap_gen.pyが出力したsitemap.xml.gzの中身を確認してみる。
apacheのアクセスログを解析しながら、携帯サイトへのログを抽出し、アクセスの多いページほどpriorityをあげているようである。
# cd
# cp /usr/local/apache/htdocs/sitemap.xml.gz .
# gzip -d sitemap.xml.gz
# head -n 20 sitemap.xml.gz
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset
xmlns="http://www.google.com/schemas/sitemap/0.84"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://www.google.com/schemas/sitemap/0.84
http://www.google.com/schemas/sitemap/0.84/sitemap.xsd">
<url>
<loc>http://www.mangaichiba.com/m/</loc>
<priority>1.0000</priority>
</url>
<url>
<loc>http://www.mangaichiba.com/m/common.php</loc>
<lastmod>2006-10-04T08:37:21Z</lastmod>
<priority>0.0200</priority>
</url>
<url>
<loc>http://www.mangaichiba.com/m/config.php</loc>
<lastmod>2006-10-04T08:37:21Z</lastmod>
<priority>0.0200</priority>
</url>
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5.自動起動の設定
sitemap_gen.pyを一日に一度実行するように設定。
# crontab -e
23 23 * * * /usr/local/src/sitemap_gen-1.4/sitemap_gen.py --config=/usr/local/src/sitemap_gen-1.4/config.xml >/dev/null 2>&1
:wq!
# crontab -l
23 23 * * * /usr/local/src/sitemap_gen-1.4/sitemap_gen.py --config=/usr/local/src/sitemap_gen-1.4/config.xml >/dev/null 2>&1
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Googleのクロールの設定
サイトマップの書き出しがリアルタイムにできるようになったので、つぎにクロールの設定である。
これは、
Google ウェブマスター ツール より行う。サイトにログインし
「対象の管理サイトを選択/サイトマップ/サイトマップの追加」
より「モバイルサイトマップを追加」を選択し、先にstore_intoに設定した、sitemap.xml.gzへのPATHをURLに置き換え「サイトマップの URL:」に記述。最後にサイト作成の記述言語を「マークアップ言語の選択」で指定しサブミットする。
携帯サイトとしてsitemap.xml.gzがクロールしてもらえるように設定されたかは、設定後
「対象の管理サイトを選択/サイトマップ/」
より確認できる。
対策の結果
上記対策を行ったのは2006年10月25日頃であった。対策直後はめだった動きはなかった。対策後2週間ほどたった11月の半ば、
Googleの携帯サイトインデックスに「マンガ」というキーワードで13位に登録されているのに気づく。このころから50前後のページが「マンガ市場」で登録されていた。12月上旬になると「
マンガ」で一位表示されているのに気づく。現在でも「
マンガ」で一位表示、「
マンガ市場」では627件のページが登録されている。対策を行っているサイトとそうでないサイトでははっきりと違いがでているのでおそらく効果があったのだろうと思う。
今後は他の検索エンジンへの対策と、他サイトでの導入も行ってみたい。
事業戦略室 石田 有史郎